ベネフィットと聞くと、マーケティングの世界でよく飛び交っている単語だと思います。そしてマーケティングを通してベネフィットを深く理解することは、売上を上げるのに必須なこと。
本記事では、ベネフィットをどう提示したら、マーケティングを成功に導けるかをはじめ、簡潔に分かりやすく解説していきます。
目次
ベネフィットについて
まずはベネフィットについて、間違った解釈をしたまま先には進めません。ましてや、誤った解釈をしてはマーケティングに生かせませんよね。
ベネフィットとは何?
ベネフィットとは、マーケティング界において商品特徴から得られる恩恵や変化を意味します。
普段自分たちは、深く意識してモノを購買しないですが、実際にはこの「恩恵」を求めて商品を選び、購買しているのです。
メリット・ベネフィットの違い
メリットとベネフィットってなんだか雰囲気も単語も似ている感じがしますよね。でも、この二つはかなり意味合いが違います。この二つの意味をしっかりと理解して、マーケティングに活かすことが重要になってきます。
メリットの特徴
メリットは簡単いえば、商品やサービスの特徴.売りです。化粧品に例えると、「保湿効果抜群」だったり「プラセンタ配合」「オールインワン化粧品」など、その商品やサービスが持っている能力です。
ベネフィットの特徴
ベネフィットは、上記にも少し書かせていただきましたが、メリットによってもたらされる未来の恩恵、変化なんです。
ここで化粧品を例えに出してみますと、、、
このような特徴を持った、化粧品があるとします。
では、この特徴を持っている化粧水のベネフィットとはいったいなんでしょうか?
それは、
例えば、普段着る服で考えても同じことで、なぜブランド品を買うのかと言われれば、「よくみられたいから」「かっこいいから」「モテたいから」などその先の(承認欲求)ベネフィットを求めて購入する方が多いのです。
※プラセンタとは、肌に良いと言われている成分です。
商品を販売する際、メリット提示だけで終わっては非常な勿体こと。顧客はベネフィットを求めて商品を探していることが多いです。もはやベネフィットを購入していると言っても過言ではないんですね。なので、メリットを提示しつつ、その先にあるベネフィット定時に力を入れて、売り方を考えていくのが大切なんです。
ベネフィットの効果的提示方とは?
顧客に買いたいと思ってもらうには、ベネフィットを効果的に提示しなければなりません。では、顧客が購入したいと思うベネフィット提示とは一体どんな提示の仕方をすればいいのでしょうか?
理想の未来を想像させる
自身の手元に商品があり、いざ販売するとなると、「売る」ことだけに視野がいってしまいがちになります。これでは、顧客に対して、商品の良さ・特徴だけを伝える形になってしまいます。
品質、効果などの商品特徴や良さを伝えるのは大切ですが、この商品を使ったら、顧客をどんな未来に導けるのかという所を押さえて、販売.セールスをしましょう。そうすることで、顧客は自分が使った後のことが明確に想像でき、購入の確率がグッと上がります。
顧客に合わせたベネフィット提示
上記にも示した通り、顧客は商品を購入するというより、商品を使った際のベネフィットを購入します。
顧客によって、もちろん求めているベネフィットにはあり違いがあります。売る側はそれを見極めていく必要がありますし、しっかりと提示していかなければなりません。さらに、ベネフィットは、機能的ベネフィット.情緒的ベネフィットが存在します。
機能的ベネフィット
商品特徴から得られる、利便性や効率の良さから生まれるベネフィットです。
時間の短縮時間の確保伸び伸び外出できる速度が上がる
情緒的ベネフィット
商品特徴から得られる、感情(安心感、優越感、幸福感)の部分のベネフィットです。
自信が持てる楽しい思い出が作れる自慢ができるモテる
ベネフィットは上記に示したよう、いろいろな要素があります。顧客はどのようなベネフィットを求めているのかしっかりと理解した上で、売り方を工夫して顧客の信頼を得ていきましょう。
まとめ
本記事では、マーケティングを成功させる上でのベネフィットの重要性についてお話しさせて頂きました。人それぞれ抱いているベネフィットは違うもの。そこを、どう早く気づけるかが成功への糸口となります。ぜひ本記事を参考にベネフィットを有効活用して、売り上げを倍増させていきましょう。